ロケ地で有名!レトロな街並み 五福通り

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ウラレベル

古きよき昭和へ
タイムスリップ!?
有名映画にたびたび登場する
五福通りへ。

森家さんの画像

案内人森家さん

五福通りで300年近く商売を続ける家に生まれ、築約110年という歴史的建造物に住む。現在は、自分おこし団体の「西大寺井戸端会議」事務局を担当し、五福通りの歴史の伝道師として活躍中。また、五福通りがロケ地になった7作品すべてにエキストラ出演したという貴重な経験を持つ。

岡山市の東部に位置する西大寺地区。
日本三大奇祭のひとつ、「西大寺会陽(はだか祭り)」で知られる
西大寺観音院の境内から少し北へ歩くと現れるのが、
「看板建築」と呼ばれる洋風の建物と江戸・明治時代の建物が建ち並ぶ五福通りです。

古きよき昭和の時代にタイムスリップしたかのような通りは、
有名な映画やテレビドラマのシーンに幾度も登場しています。

五福通りのある西大寺地区は、かつては西大寺観音院の門前町として、
室町~江戸~明治時代には交通の要衝として栄え、当時の豪商たちが軒を連ねていたそう。

昭和初期になると、市街地整備の一環で、道路拡幅を行うために建物の道路側を軒切りすることに。それによって、建物の表面が平らになったので、その頃関東で流行っていた「看板建築」が広まっていったのだとか。
正直、「看板建築」と言われてもピンと来なくて、「何のためにわざわざこんな形に?」とか「張りぼてみたいだなー」って思っちゃいましたが、実は防火壁としての役割も担っているとのこと。
当時の建築の知恵や技術力に感心させられますね~。
こういうのを聞くと、意味が分かって、見え方が変わるから、知るってええなぁって実感。
もう二度と張りぼてなんて言えません!

今も五福通りには昭和初期の看板建築が10軒ほど残っていて、
これは全国的にみても珍しいっ!だからこそ、映画ロケ地としても採用されるんじゃろうなぁ。
通りにある家には、そんな映画時の様子が貼りだされているので、
「この映画でも使われたんだ~」とぜひチェックしてみてください。
(私の大好きな実写版『魔女の宅急便』でもたびたび登場しています。)

建物から延びた軒を切って、それに合わせて柱を奥に引いたことで、
足りなくなった柱部分を銅板の中で足しています。
こんな足元にも軒切りの跡を感じることができますよ。
当時1000円で家1軒が建つといわれていたそうですが、
こちらの家の建築費は当時で3000円ほどかかったそう。

看板建築を1軒やったら、周囲もぽんぽんすぐ真似をしちゃったんだから、
本当にお金持ちたちがこの地に集まっていたんだろうなぁ。

こちらでは、江戸時代に建てられた日本家屋の左半分を看板建築で洋館風に仕立てています。
まさに和洋折衷!? なので、左の建物の内部の高さは右の日本家屋と同じになっているのだとか。

こちらは、明治期の建物としては最先端のハイカラなデザインが印象的ですね。
ドイツ発祥の「バウハウス」のモダンデザインをモチーフに造られているそう。
地方で、明治で、ドイツってすごくないですか?
上はハイカラで、隣は昭和で、独特の空気感が漂ってますね。

南北にS字に走る五福通りは、ほかにも『ALWAYS 三丁目の夕日’64』、『とんび』、『この世界の片隅に』など、映画やテレビドラマのロケ地としてたびたび選ばれています。
ぜひ映画の本編を思い浮かべながら、散策をたのしんでみて。

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五福通り

五福通り

住所 〒704-8116 岡山県岡山市東区西大寺中3-9付近
電話番号
公式サイト 岡山市公式サイト
交通アクセス 山陽自動車道山陽ICから約25分
駐車場 専用駐車場無し